第5回編集教室 「聞く」技術~取材対象から、確実に本音を聞き出すには
開催日:2016年11月17日(木)
会_場:DNPプラザ 2Fイベントゾーン
時_間:18:30 ~ 20:00
講_師:井﨑 彩氏(株式会社文芸春秋『CREA』副編集長)
受講者:90名
1975年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、株式会社文藝春秋入社。『文藝春秋』『週刊文春』『CREA』など一貫して雑誌編集に携わる。2014年から2年間、『週刊文春』特集班デスク。総合週刊誌でありながら“読者の4割以上が女性”という『週刊文春』の特徴的な読者層に注目し、臨時増刊『週刊文春Woman』を企画(今年元旦に発売し、完売)。7月から現職。2児の母。
2016年に入ってから完売号が続出。快進撃を続けている『週刊文春』で7月までデスクを勤めた井﨑 彩さんに、「聞く」そして「聞き出す力」について語っていただきました。文春の記者たちはなぜ聞き出せるのか、どんな工夫をしているのか? また、ネット時代に生き残るために文春がスタートした試みとは? さらに週刊誌と女性誌を交互に経験するというキャリアゆえに生まれた“女性版週刊文春”の企画、子育てとの両立について、井﨑さんの生の声を聞かせていただきました。
まず、週刊文春、月刊文藝春秋と女性誌CREAを行きつつ、二度の出産を経験した経緯から話は始まりました。のっけから、井﨑さんの飾らない生の言葉が聞かれて、満員の聴講者はすでに井﨑ワールドに魅せられていました。
そして、週刊文春での濃い2年間の体験談。「文春リークス」や「週刊文春デジタル」など、ネット時代にスタートした試みのお話。そして、いよいよ女性版週刊文春をつくる経緯と完売という結果になったこと、次はどうなるのかなどについて。
さらに、出産、子育ては女性編集者にとって障害か? といった、とても聞きたいけれど話しづらいことについても、率直に語っていただきました。
そして最後に、今後の雑誌は、「やはりSNSをいかに活用するかということが大事です。編集者もムービーを回す時代になりました」と語り、今後の紙媒体の方向性を示唆してくださいました。
今回の講座は、聴講申込者が多すぎて会場に入れなくなりそうでしたので、お断りした方があったほど人気の講座でした。講師の井﨑さんの了解を得て、詳細な講義内容を「大人気!編集教室レポート!」コーナーにて公開しております。
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