拡大編集セミナー2009
売れる本づくりに向けて
10月29日に『拡大編集セミナー2009」が開催されました。今回は「売れる本づくりに向けて」と題して、4名の講師の方に講演していただきました。
講義内容
(敬称略)
第1部 松田 哲夫氏 【筑摩書房 顧問】【13:30~14:30】 売れる本はここがちがう1947年東京生まれ。東京都立大学を中退し、70年株式会社筑摩書房入社。野坂昭如氏、井上ひさし氏らの担当を務め、『逃走論』(浅田彰著)、『路上観察学入門』(赤瀬川原平ほか編)、『ちくま文学の森』(安野光雅ほか編)、『老人力』(赤瀬川原平著)、『包帯クラブ』(天童荒太著)をはじめ数々のベストセラーを生み、「ちくま文庫」「ちくまプリマー新書」を創刊する。筑摩書房専務取締役、パブリッシングリンク社長なども歴任したが、現在は筑摩書房顧問、フリーランスの編集者。TBS系テレビ「王様のブランチ」本コーナーのコメンテーターを12年半務めた。著書に『編集狂時代』(本の雑誌社/新潮文庫)、『印刷に恋して』(晶文社)、『「本」に恋して』(新潮社)、『「王様のブランチ」のブックガイド200』(小学館)などがある。 |
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第2部 森野 鉄治氏 【大日本印刷 常務取締役】【14:40~15:40】 知のプラットフォームを目指して1948年生まれ。1970年大日本印刷株式会社入社。事業企画推進室長、取締役を経て、2005年常務取締役に就任。その後、事業企画推進室担当を経て、現在、教育・出版流通ソリューション本部担当。 |
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第3部 藤田 基予氏 【小学館 取締役 女性誌編集局担当】【15:50~16:50】 雑誌不況といわれるが・・・1982年株式会社小学館入社。「CanCam」編集部に配属。1991年に同誌のデスクに。「Oggi」 副編集長を経て、2000年に「美的」編集長に。翌2001年に「美的」編集長を務めながら、女性誌編集局プロデューサーに就任し、活躍。2007年には「Oggi」 編集長及び女性誌編集局チーフプロデューサーに。小学館を代表する数々の女性誌を手がける。今年5月、 女性誌編集局担当、取締役に就任。 |
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第4部 福島 広司氏【幻冬舎 執行役員・第2編集局 局長】【17:00~18:00】 思わず手にとりたくなる書籍の企画とは東京生まれ。早稲田大学卒業。新人当初から、水上勉氏、北杜夫氏、笹沢左保氏、遠藤周作氏、佐藤愛子氏他を担当。最良の思い出は、井伏鱒二氏の(おそらく)最後の原稿をいただいたこと。幻冬舎では、実用書、ビジネス書の分野を強化、平易な入門書「芽がでるシリーズ」を創刊。『雨の日のネコはとことん眠い』(加藤由子)、『自分に気づく心理学』(加藤諦三)、『恋愛論』(柴門ふみ)、『夫の宿題』(遠藤順子)、『君ならできる』(小出義雄)、『竹中式マトリクス勉強法』(竹中平蔵)、『常識として知っておきたい日本語』(柴田 武)、『祇園の教訓』(岩崎 峰子)、『知識ゼロからのワイン入門』(弘兼憲史)などのベストセラーを手がける。現在、幻冬舎執行役員、第2編集局局長。 |
■懇親会(18:00~)