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2020年 第15回日本編集制作大賞選考会

本年度も日本編集制作大賞の選考を実施いたしました。
本年度のグランプリ作品、各部門の部門賞の選考結果、及び選考の様子についてホームページにて報告いたします。

2020年 第15回日本編集制作大賞選考会
2020年11月16日(月)の応募締め切りまでに、「一般書部門」25作品、「教材部門」18作品、「企業出版部門」10作品、「デジタル部門」4作品の応募がありました。
選考会は、部門ごとに部会長・副部会長の合議により、部門賞と次点の応募作を各1点ずつ選考いたしました。

そして2020年12月17日(木)に、(株)カルチャー・プロの一室をお借りして、選考委員長の星野渉先生をお招きして第15回日本編集制作大賞グランプリ選考会を行いました。

なお、グランプリの選考対象は各部門の部門賞及び次点作の計8作品といたしました。

※お断り
今年度の忘年会は新型コロナウイルス流行のため中止となりましたので、受賞作の授賞式は行わず、後日記念の盾を各部門賞とグランプリの受賞社にご送付いたします。


第15回日本編集制作大賞各賞受賞作品は以下のとおり

◆グランプリ
『くもんの小学 総復習ドリル (小1~小6)』

株式会社カルチャー・プロ
『くもんの小学 総復習ドリル (小1~小6)』
(発行:株式会社 くもん出版)

授賞理由はこちら

◆一般書部門賞
『地図でスッと頭に入る アメリカ50州』

株式会社アーク・コミュニケーションズ
『地図でスッと頭に入る アメリカ50州』
(発行:昭文社)

【選考委員より】
アメリカ合衆国のそれぞれの州の特徴を紹介するという、ありそうでなかった企画が目を引いた。アメリカ大統領選で関心が高まっていたこともあり、時事ともうまくマッチしていました。イラストを中心に展開することで、各州の違いがよりわかりやすい構成。そして、読み応えのある情報量の多さが読者の満足度を上げています。細やかな編集力が光る、編集プロダクションでなければ作れない一冊です。

◆教材部門賞
『ショートショート とってもふしぎな創作ドリル』

株式会社アート工房
『ショートショート とってもふしぎな創作ドリル』
(発行:株式会社 かんき出版)

【選考委員より】
「おはなしの結末を自分でつくる」という創作性の高いドリルで、読解問題と創作を組み合わせ、子どもの興味関心を高めるくふうが散りばめられています。担当業務は原稿執筆のみとのことでしたが、編集に近い調整力などが求められると考え受賞作品として選びました。

◆企業出版部門
『教育情報誌 ドリーム・ナビ』

株式会社 アーク・コミュニケーションズ
『教育情報誌 ドリーム・ナビ』(月刊誌12冊)
(発行:株式会社 四谷大塚)

【選考委員より】
保護者対象なのか、親子に読ませたい企画なのかでレイアウト等が考慮されており、読み応えがありました。ボリュームがある月刊誌でありながら、企画が時節に合わせてバリエーションに富んでいます。イラストを含めた画像、文字組も、各企画にあわせて考慮されており、1冊を通して単調になっていない点を評価し選びました。

◆デジタル部門賞
『2020年度版映像・新中学問題集 理科/社会』

株式会社 アート工房
『2020年度版映像・新中学問題集 理科/社会』(マルチデバイス教材)
(発行:教育開発出版株式会社)

【選考委員より】
デジタル部門においては、「革新性」「有用性(有効性)」「意外性」「ポテンシャル」の4指標を軸に選考を行いました。本年、応募があった作品の中では、作品としての全てのポイントにおける完成度の高さで当応募作品が選ばれました。特に、新中問という売れ筋のコンテンツをデジタル教材化として実用的な完成させた点、加えてポテンシャルのある人工音声へのチャレンジとその完成度の高さを評価し受賞作品に選びました。

選考委員長 星野 渉先生(株式会社 文化通信 専務取締役)
選考委員は各部門の部会長・副部会長

グランプリ講評 星野 渉先生

『教材アニメーション工房:漢字の成り立ち』『くもんの小学 総復習ドリル (小1~小6)』
編集・執筆 (株)カルチャー・プロ
発行 くもん出版
発行年月日 2020/11/9

小学1年生から6年生までの全教科を、まんべんなく総復習できることがコンセプトの分冊シリーズです。

各冊とも別丁のシールや綴込みなどが盛り込まれ、随所に工夫が凝らされています。
デザイン面では、オール4色の教材として色使いがすばらしく、判型の大きさをビジュアルに生かし、学ぶ子供たちを勉強にひきつけ、飽きさせないように考えられています。

5年生、6年生向けの英語の教科では音声でも学べるようになっています。教材のデジタル化が進む中で、紙ならではの利便性や一覧性を活かす作り方になっていると思います。
このようなことを踏まえ、全教科に対応できる編集力ということでグランプリに選びました。


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