2015年 日本編集制作協会(AJEC)忘年会&編集制作大賞授賞式
2015年12月10日(木)東京大学伊藤学術センター内レストラン「ファカルティクラブ椿山荘」にて、第10回日本編集制作大賞発表&授賞式をかねた忘年会が開催されました。
第10回日本編集制作大賞発表&授賞式
グランプリおよび部門賞は以下の通り。◆グランプリ
株式会社エディット
『歴史人物できごと事典』(受験研究社 発行)
株式会社アッシュ
『図説 生物たちの超技術』(洋泉社 発行)
株式会社アート工房
『スクエア最新図説地学』(第一学習社 発行)
株式会社アーク・コミュニケーションズ
『健康を磨く 笑顔をふやす シリーズ全4巻』(扶桑社 発行)
株式会社アート工房
『デジタル教材「教材動画工房」理科・社会・国語(常用漢字書き順)』(アート工房 発行)
一般書部門 | 植田康夫先生(株式会社読書人代表取締役・上智大学名誉教授) |
教材部門 (審査委員長) |
清水厚實先生(日本教材学会顧問・福山大学理事長) |
企業出版部門 | 濱田逸郎先生(江戸川大学メディアコミュニケーション学部教授・日本広報学会理事長) |
「全部の作品に共通することですが、どれもデザイン、カラーの色使いがとてもよく、文章だけでなく見た目もすばらしく進歩しています。一般書部門の受賞作品『図説 生物たちの超技術』は、生物について書かれた既存の書籍が見過ごしていることが掲載されています。監修者は志村史夫氏で本職は物理学者(静岡理工科大学教授)ですが、まさに専門外から見た生物に関する関心が活かされた本と言えます。 蜘蛛の糸はハイテク満載とか、竹に備わる生きる知恵など、興味深く拝見しました」との講評をいただきました。
また、残念ながら所要で授賞式にご出席なされなかった清水先生、濱田先生からは、文章で丁寧なコメントをいただきました。
●清水厚實先生コメント
「AJECの編集制作大賞・教材部門に出展された12点の教材につき審査させていただきました。率直に言って、12点共甲乙つけがたい立派な内容を持った教材で、その制作にあたった編集者のご苦労に心から敬意を表します。グランプリに輝いた『歴史人物できごと事典』は、歴史教育で問題となっている近現代史の人物を詳しく紹介するなど、まさに各家庭に1冊置いて、小学生から高校生、社会人までが楽しく読めるすばらしい歴史教育書です。入賞を心よりお祝い申し上げます」
●濱田先生のコメント
「先日の企業出版部門のコメント送付いたします。 50周年記念事業として、扶桑社新書から出版した4冊シリーズの市販の書籍。企業の周年事業としては社史の編纂が一般的だが、広く社会に役立つ新書にまとめたことにより、社会的にみても意義のある事業となった。また、初めての赤ちゃんを持つ親、学齢期の子を持つ親、働き盛り世代、シルバー世代のそれぞれを対象に健康にまつわる有益な暮らしのヒントをまとめている。歯科の分野にとどまらず、広くフィジカル、メンタルの両面への目配りを欠かさない内容を盛り込んだことでPR臭が抜け、充分市販に耐える仕上がりとなっている。それぞれの領域のエキスパートの監修のもと、最新の知識を含めた高度な内容を、ターゲット別に文体も分け、平易に記述した編集力。企業のCSR(社会貢献)を意識した編集姿勢を評価したい」
なお、特別賞となった『デジタル教材「教材動画工房」理科・社会・国語(常用漢字書き順)』については、これからの教育にはデジタル教材がますます広がっていくだろうということで、期待を込めた奨励賞ということで、受賞となりました。
忘年会
続いて行われた2015年度の忘年会では、今年度新入会員社((有)アイル企画・㈱ジービー)の紹介のあと、昨年と同じ豪華(?)な賞品が当たるくじ引き大会で大いに盛り上がりました。中締めは元理事長でカルチャープロの須藤社長の一本締めで、めでたくお開きとなりました。
●第10回編集制作大賞受賞作品 | ●一般書部門賞を受賞した㈱アッシュの社長と担当者 | |
●教材部門賞を受賞した㈱アート工房の社長と担当者 | ●企業出版賞を受賞した㈱アーク・コミュニケーションズの担当者 | |
●特別賞を受賞した㈱アート工房の社長と担当者 | ●グランプリを受賞した㈱エディットの社長と担当者 | |
●豪華商品(?)は誰に! | ●賞品が当たり大喜び |