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基礎から学ぶ編集講座
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第5回編集講座-DTPインデザイン研究「編集者のためのインデザイン活用術」

開催日:2015年11月19日(木)

_場:コミュニケーションプラザ ドットDNP 2階

_間:18:30 ~ 20:00

_師:高田信夫氏(高陵社書店 代表取締役)

受講者:100名

【講師紹介】
高田信夫高田信夫(たかだ のぶお)氏略歴

1950年東京生まれ。早稲田大学理工学部卒。1978年(株)大修館書店入社。国語教科書の編集に携わる。1992年(株)大修館書店を退社し、(株)高陵社書店に入社。現在、代表取締役。

【内容】

101第5回編集講座は「DTPインデザイン研究―編集者のためのインデザイン活用術」でした。今や「インデザイン」は、日本語DTP組版の主流で、最新バージョンは、CC(Ver.9)となっています。紙媒体のページレイアウトソフトとして、開発・改良が進められてきましたが、タブレットやスマートフォンの普及により、最近では、音声や動画を含めたデジタルコンテンツ制作ツールとしての側面も持っています。『編集者のためのInDesign入門』(出版メディアパル)の著書もあり、長年、編集者として、DTPに携わってきた高田信夫氏に、編集者にとってインデザインとは何か、編集者が知っておきたいインデザインの知識、DTP編集、活用術について、お話いただきました。

はじめに、DTPを始めるにあたって必要な知識―日本語組版のルール、印刷や画像に関して基本的に知っておきたい事柄についてお話されました。次に書籍制作の手順について、原稿入手から、レイアウトを完成させて、印刷所に入稿、製本までの具体的な手順について、そして、インデザインの特徴を大まかに述べられました。つまり、組版の細かい指定ができること、PDFの変換が簡単であること、フォトショップなどとの親和性がある、目次・索引作成機能がある、などなど。さらに、DTPに使用するフォントについての解説。DTPによるレイアウトの流れについては、ドキュメント、マスターページ、スタイルシートなど語句の説明をはじめとして、基本的な流れを解説。そして、実際にインデザインを使ってのレイアウトを、画像を使って、実演されました。

DSC01269質疑応答では、「編集者はどの程度、インデザインと関わる必要があるか」という質問がありました。その点に関しては「自分でやるのはお勧めしません。自分でレイアウトすると、校正ミスがぼろぼろ出てきます。それよりも、編集者がやるべき大事なことがほかにあるでしょう。インデザインは知識として基本的に知っていればよいのではないでしょうか」とのことでした。
 高田先生はプロジェクターで、基本的なインデザインのページが出来上がるまでを丁寧に実演してみせてくださいました。受講生はメモを取り熱心に聞き入っていて、あっという間の90分でした。


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