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シダックス株式会社 経営企画本部 広報宣伝室 室長 久保田唯芙子 本屋で売れる広報誌

メニューフェアとの連動が新たな営業戦略につながった

『「旬」がまるごと』を発行して、社員の方を含め、ステークホルダーの反応はいかがですか?
創刊当時、社員にはインパクトが強かったようで、反響は大きかったです。弊社の給食事業の社員はもちろんのこと、レストランやパティスリーに所属する調理師や栄養士も、よく読んでいますし、社員が基本理念である「マザーフード」を認識する機会にもなりました。
社外的にはここ2、3年でおかげさまでようやく、シダックスが「食」の会社であるということを認知していただけるようになったと実感しています。日本人というのは「季節のもの」「旬のもの」を大切にしますから、企業様の社員食堂で旬の食材をご提供することで、多忙なビジネスシーンのなかでも、一息つくことができた、というような声をいただいています。

「紙」にしかできないことに、磨きをかけていく

昨今はWebやSNS、ツイッター、そして電子書籍と広報コミュニケーションツールが多岐に渡ってきているため、「紙」の広報誌の予算を削減したり、あえなく休刊にする企業広報誌が増えています。しかし、御社は『「旬」がまるごと』という「紙」を中心に新たな広報コミュニケーションの戦略を採られていますが、今後「紙」の広報誌はどのようなことが求められていくとお感じですか?
やはり、企業の「想い」というものを伝えていくには「紙」はよい手段だと思います。弊社は社内報も充実していて、毎月4万人の社員に一冊ずつ配布しています。しかし、現場の社員にしてみると、休憩時間や通勤時間にフッと手軽に読めるのが紙なんですね。最近ではいろいろなコミュニケーションツールがありますが、メッセージをよりしっかり伝えるのに「紙」は向いていると思いますし、今後はその役割に磨きをかけていくことが求められるんだと思います。
写真、デザインの美しさや質感を感じてもらうのは「紙」にしかできないことですし、そうした表現、センスが企業ブランドのアップにもつながっていくと思います。特に『「旬」がまるごと』は図鑑のような体裁でつくってあるので、気に入っていただければ、通巻で手元にとっておいてもらったり、本棚に飾ってもらうこともできると思います。それが、弊社を身近に感じてもらえることにつながると考えています。
今後は現在の奇数月発行を、月刊にしていくことも検討しています。秋は9月と11月に発行なのですが、メニューフェアと連動することを考えると、10月と12月も美味しい食材があって、困ってしまうんですね(笑)。10月は「秋の味覚」の本番ですから、「あれもいい。これもいい」で、会議でもめてしまうんです(笑)。月刊にすれば、食材もバラエティになりますし、メニューフェアも毎月変化してお客さまにも楽しんでいただけるのではないかと思っています。
食べることは生きることの基本だと思います。食べるときに「いただきます」「ごちそうさま」と挨拶することから、つくってくれた人への感謝の気持ち、大地の恵みへの感謝の心を学びます。そういう「食」の大切さを微力ながら、『「旬」がまるごと』で伝えていければと思っています。
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