経営合宿
日_時:2019年6月28日(金)~29日(土)
場_所:四季倶楽部 箱根和の香
出席者:15名
研 修
<第1部>13時30分~15時00分
【基調講演】
『AI時代の出版・編集はどう変わるのか!これからのITとのかかわりやビジネスモデルについて』
講師:高橋崇之氏(Pomalo株式会社・代表取締役社長)
本年度、日本編集プロダクション協会に加入されたPomalo(ポマロ)株式会社代表取締役社長で、IT業界に長年務められた高橋様にこれからのITビジネスと編集ビジネスのかかわりについて、ポマロ様のビジネスモデルのご説明を御紹介してもらいました。
数多くのホームページやクライアントサイトのメールマガジン、マーケティング情報等サイト編集を手掛けるため、スケジュール管理や進行管理の見える化など多くの経営管理に管理アプリ「スラック」や「バックログ」などのデジタルツールを駆使し、オペレーション業務、編集作業業務、経営管理業務とそれぞれ、独立した制作体制を敷き、年間2000コンテンツにもおよぶ数多くの仕事をこなしていました。
そのためにはデジタル知識は必須であり、つねにクライアントにもリアルタイムに現状の進行状況を把握してもらっているとのこと。
ただ、これからデジタル技術やAI技術がいくら進化しても、編集技術は常に必要とされますます編集者の需要は多くなると思うとのことでした。
難解なデジタル用語が出てきたため、参加者が戸惑う場面もありましたが、高橋社長の丁寧なご説明により理解し、これからの混迷を極めるであろう出版業界も新たな取り組みが必要になるだろうとの思いをいだいたセミナーとなりました。
<第2部>15時00分~17時30分
【ディスカッション】
『これからの人材育成等について徹底討論』
今回は、デジタル時代に人材育成や人材確保をどうするのかディスカッションを行いました。
優秀な編集者は日本全国にいるので、連絡を取り合い、その地方の情報発信や地方自治体とのコラボコンテンツを制作することも大事なのではとのこと。その方法論として「日本エディターズラボ」など編集者を確保する協会等の創設など考慮する必要があるのではとのことでした。
日本編集プロダクション協会がリードし創設すればよいのではとの提案もありました。いろいろな意見があり、今後の人材確保や人材育成の在り方の参考になったと思います。